
これは実家のすぐ裏にある祖父の野菜畑スペース。冬の今は殆ど野菜は育っていませんが、春から秋にかけては沢山の野菜が代わる代わる植わっています。
最近まで白菜があったのですが、雪に埋れてダメになってしまうので、全て納屋の方に確保したそうです。このスペース意外にも、まだ野菜畑はあって、そこでは大根がまだ雪の下で眠っています。

今日は珍しく天気が良く、気温もちょっと上がってきたので姪と一緒にお散歩に出かけました。外に出た瞬間、姪はおとなしくなって周りの景色をじぃ〜っと観察し、楽しんでいるようでした。
ご飯の後だったので、しばらく歩いていたらひょっこり眠り姫に変身。今までず〜っと外出なしだったので、散歩に出かけてよかったです。冬の太陽はカルシウムがあるから、外で新鮮な空気を吸って、赤ちゃんだけでなく大人にとっても散歩は大切な事。
家の中にずっとこもっていても体にはよくないですしね。たまには外にでて景色を変換し、適度な運動も兼ねて、お散歩は必要ですね。

この汚〜い(汗)巨大な水色の入れ物は、私が物乞頃ついたころからあった祖父のコンポスト。きっとそれ以上前からあったんだと思います。食べ物残飯や草むしりをした後の草を入れ、今でも使っています。 もちろんその肥やしは祖父の野菜畑へ返還。

うちは何百年と続く米百姓なので、納屋がたくさんあります。トラクターやコンバインなどの車庫も入れれば4つほど。昔ながらの古い家なので、村の人たちもず〜っと同じ家。その分礼儀作法や習慣も色濃く古く残っています。周りは全くと言っていいほど変わっていません。変わったのは私だけなのかな?

納屋の壁もこの通り。大昔のまんまなんです。ワラと牛や馬の糞などで固めた壁でできています。今でも残っていることがすごい。

納屋にはなんでもあります。祖父の宝箱。木がガラクタのように適当に並んでいるようですが、全部ちょっとしたことに沢山役立っているのです。祖父は沢山の経験があるので、どうやってこの木を使うかというところを観察していると面白いものです。

昔ながらの方法で野菜を育てて、玉ねぎもまだこの通り。高いところに竿をかけて玉ねぎを保存します。
祖父は家族分以外に野菜を作ります。その沢山の野菜は全て親戚や近所の人にあげたりします。何十年も野菜作りをしている祖父は、特に売りはせず全てみんなにあげます。自分が食べる分はほんの少しなんですけどね。

この竿も祖父の農業の道具。適当に置いてある用で、祖父にとってはきちんと整理されていて、どこに何があるかも全て覚えているようです。

もう85歳ほどなのに、まだまだ現役で働き続ける祖父。天気が良くなると必ず外にでてなにかしらやっています。

ちょっと賢いなぁと思った瞬間。自分が年で手が届かないことを分かっている祖父は、カゴを自分より背の高いところに収納する時には、棒を使って支え乗せていました。(写真を撮った後お手伝いしましたが、「こりゃ、まだじゃ〜!」と私は邪魔だったようです・笑)

窓越しに手を振る姪と姉。

ここが実家の納屋の一つ。私が幼かった頃はまだ100年以上たった古い家に住んでいましたが、平成元年に家を建て替えました。その間祖父母が住んでいた家です。祖父の弟が大工さんで、立て直す前の家にあったものを、全てこの納屋にもってきて祖父母が住めるように改造してくれたんです。
祖父母は今でもごはんを食べたりするときに使っています。

その横には何やらちょっと新しめなものが。奥にある緑のものはコンポストですが、ホースがついていますが黄色いものはなんだろう?

壁に生えている苔。新しく家が建てなおされたあと、祖父と一緒にこの苔を削ぎとり木のしたに植えました。

この松の木の下に。
木に紐がくくってあるのが見えますか?これは北陸地方独特な雪方法で、「雪づり」と呼びます。北海道のようにさらさらとした雪がふれば良いのですが、北陸の雪は水分が多いベタベタした雪が多く、木の枝に雪が積もれば重量もかなりあります。その重みで枝が折れないための防止なんです。

本当は職人さんに来てもらってすることが当たり前なのですが、うちの祖父はこんなことまでやりとげます。たぶん自分でやりたいんだと思います。祖父の人生ずっと働いてばかりなので、体をずっと動かしていないと落ち着かないのかな。

一面田んぼばかりな風景が広がります。今は冬なので、何も植わっていませんが、一部は麦が育っているだけ。麦はこの寒さにも強く、雪の下でぐんぐん育っています。実家はお米だけ作っていて、麦はもう作っていません。

この3,4日はまとまった雪も降っていないので、あまり白さは山には残っていませんが、懐かしい景色が広がります。