2011年11月12日土曜日

新宿ピカデリー エンディングノート

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今日は日本中雨が降っているようです。ウェリントンでは全く傘をささないので、日本の雨はしとしとぴっちゃん♪ そういえばずーっと降り続けるんだなぁ。

そんな日は映画日和。以前から観に行きたかった、エンディングノートを新宿ピカデリーで観に行きました。

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NHKでこの映画特集を観た日から、いつか日本でDVDが出て一時帰国の時に買っていくか、NZの海外映画を上映する映画館でいつか観れたらいいなって思っていました。まさか自分がこの映画を、しかも新宿ピカデリーに来て観れることになれるだなんて思いませんでした。

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新宿ピカデリーに来たのは初めて。いつもテレビやニュースメディアでしか耳にしたことのなかった映画館。特に憧れていた訳じゃないけど、私としてはパリのNYCで自由の女神に出会うような感覚でした。自分がテレビの宣伝でしか知らない映画館に立ち入るだなんて! いきなり一時帰国が決まったので、不思議な巡り合わせです。

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チケットを買うまで知らなかったのは、この映画館、めちゃくちゃ大きくて10階建て? 各フロアには4つぐらいの映画館があって、一体いくつの映画上映をされているんだろう? ものすごい数なんだろうなー。

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チケットカウンターで「それでは9階です。」と言われ「は?・・・9階?」と思わずいってしまいました・笑。私って田舎者~~。映画を観るのにエスカレーターを何階も上ったのは初めてです。もう映画が始まる5分前だったので、慌ててエスカレーターを駆け上りました。

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↑この映画、予告編を観るだけでも涙がでてくる映画です。本物の死が映されているので、リアリティーも何も、本当に家族と一緒に癌と戦って、主人公のパパは亡くなってしまいます。

映画中、周りの人もぐすぐす泣いているようでした。映画が終わってキャスティングの名前が流れている時も、誰も立ち去ることなく、最後まで席についていました。映画が本当に終わった後も、誰も話すこともなく、まるでお葬式。映画を観に行って始めての経験でした。誰も何も話すことなく、私も含めて静かに映画館を立ち去りました。

全国上映されているようなので、日本にいるみなさん、悲しくてつらい映画だけど、是非観に行ってみてください。少し面白おかしくコメディっぽく制作されています。

人間、いつかは向き合う「死」。怖いし悩むし説明つけられないけど、いつかはやってきます。この機会に映画を観て、一人でも多くの人が家族をもっと大切にすることを気づいて欲しいです。 会える時に会って、お互いの絆を深め、喧嘩なんてせず、自分勝手にならず相手を敬い、時間を大切に過ごして下さい。 人間、死んでしまった後に後悔してもどうすることもできませんから。辛いのは自分だけではありません。

私も、この映画とは、いろいろ重なる部分が多いので、改めてたくさん考えさせられました。そして、映画を観ていたお客さんの中で、私の両親ぐらいの年齢夫婦がたくさん観に来ていたのが印象的でした。きっとこれからもっとお互いをさらに大事にして老後を過ごしていくんだろうな。



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