2011年6月26日日曜日

音楽と詩が子供たちと未来を変える



先日ブログでも告知したように、South Auckland Poets CollectiveのFounder、Daren Kamaliさんの本のLaunchと詩の朗読発表なるものをテパパで見に行きました。"Poems and Songs from the Underwater World"という英語とフィジー語のバイリンガル本を出版。左に立っている方がダレンさん。その隣にいる女性が「金魚さん」です♥ うふふっ。

みんな「詩の朗読」というところで「つまらない」と思う方がたくさんいるとおもうのですが、これがまた私を含めてみんなの「詩」の印象やイメージを覆すイベントになりました。 Youtubeでご覧になれます。こちらにもたくさんYoutubeに載ってるので観てみてくださいね。

ただ詩の朗読というのではなく、ラッパーっぽく、DJっぽく詩を読んでいくんです。SouthAucklandというのは、オークランドの中でも治安が悪いエリア。残念ながらその地域に住む子供たちも何かしらその問題に巻き込まれて、厳しい環境に強いられてしまう子供たちが多いんです。その彼らの心を開いて、人生の道を切り開いていくところをお手伝いしたい、という気持ちがこの団体を作ったようです。

先頭をきるダレンさん。ご自分もよく似た環境に置かれて、問題児だった自分をストリートから助けてくれたおじさんがいるそうです。自分も同じように置かれた環境の子供たちを助けるようになったそうです。とにかく子供たちにはたくさん詩をかいてもらって、その子供たちが何を考えているか、何を感じているか手に取るようにわかるそうです。絵を書いてもらったり接していくところでだんだんと子供たちも心をひらいていくんですね。

「それでも時々やっぱり難しい子どもはいるんじゃないの?そういう時はどうするの?」ってきいたら「そういうときはリーダー的な態度の一番大きい子供から接していくんだ・笑」なるほど〜〜、その子がダレンさんたちに心を許すようになれば、その周りの子達も同じようにコピーしていきますものね。

とても優しくて愉快なダレンさん。私にもニコニコ終始笑顔で話しかけてくれたりとしてとっても話しやすい人でした。また会える機会があるといいなぁ〜。私も彼らの活動に応援していきたいです!



先週仕事場の目の前にこんなコンテイナーが出没していた。ギョギョギョ!なんだこれ? 以前ウェリントンのアートフェスティバルやCHCH地震がおこる前にスクエアでクリスマスのころ見かけたオブジェによく似ています。この容器を使ったイベント出没に力をいれているデザイナーをそういえば見たことあります。

中では小さなギャラリーみたいなのか、2階ではバンドが演奏したり、これまた面白い趣向♪ 次回Dixonストリートにある、メンフィスコーヒーハウスの前を通りかかったら観てみてくださいね。

そろそろズボラに携帯で写真を撮ることをやめなきゃなぁ〜と思いつつ、公共ではやっぱり目立たない小さなカメラのほうが撮りやすいので辞められない。カメラが重たいのは好きだから耐えられるけど、やっぱり公共の目はまだまだ気になる〜。


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2 件のコメント:

  1. 環境がつくってしまう子供たちを救うのはとても大きな課題ですねー。でもこういう風に手を差し伸べていく大人がいる限り、世界は明るいなぁと思う。
    どこかの本で読んだのですが、18歳までにどういう扱われ方をするかで、その子供の人生が決まってしまうというのがありました。
    人に優しくされて育った子供は、人に優しくできる人間になるから、ますますやさしくされるという循環。
    逆のシチュエーションも同じで、虐待が繰り返されるのも、スパイラルから抜け出せないからだ、と。
    その連鎖をたちきるのは、こういう心ある大人の差し伸べる手だなぁと、つくづく思いました。
    素敵なイベントですね :-)

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  2. emi さん
    ほんと、そのとおりだと思います。これまでたくさんの人達にであってきましたが、子供の頃どんなふうに育ったか、ということが大人になっても根強く残っていてそれがその人の人生や性格に沢山影響しているということ。
    子供は私たちの未来でもあるのですから、こういった団体をサポートすることも私たちの役目ですよね。

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