忙しくって、ブログの時間がなくってしばらくアップする時間がなくってすいませんでした。答えは「ワイポウアの森」!
オークランド空港から3~4時間でワイポウアの森に到着します。私たちは、母親がオークランドに着いた日に, ワンガレイまでレンタルカーをしてワンガレイに宿泊。次の日の朝ワイポウアの森に向けて出発しました。
本当はパイヒアまで行って、そこからツアーに参加しようと思ったのですが、時間の関係で昼間の個人旅行にすることになりました。ワンガレイからだと、パイヒア経由より、ダーガビル経由の方が近いみたいです。(ハイウェイ12号と14号を通っていきます)。
ダーガヴィルは思ったより大きな街だったので、ワンガレイではなくダーガヴィルに泊まればよかったなぁと後で後悔。でもワンガレイで、素敵なレストランに行くことができたので、機会があった時にまた紹介しますね。
ダーガヴィルからワイポウアのインフォメーションセンターまでは1時間もかかりません。
ここまで来るとさすがに回り一体は亜熱帯風景。「森」!という雰囲気がたくさんかもし出されています。道はかなりのくねくね。ゴーカートガ好きな人には楽しいかも?(運転手でよかった。。。私は車酔いがひどいので運転しなかったらかなりの車酔いでダウンしていそうです。)
私たちのお目当てはマオリ語でタネマフタ(日本語では「森の父」というそうですね。)。カウリと呼ばれる種類の木に会いに来ました。この木はただの木ではなく、推定樹齢が2千年から4千年とも言われているそうで、最も古い巨木。直系は5メートル以上!
インフォメーションセンターからさらに北へ11キロ走ったところにあります。しかも駐車上から歩いて1,2分でつきます。駐車場といっても、道路の脇に停める程度。道路からすぐなのでそれほど歩かなくても済みます。
一足足をいれると、中は鬱蒼とした森。
ジャジャーン。これがタネマフタ。樹高51メートルの世界最大のカウリ木とされています。
カウリの木はとっても賢い木で、森茂る森の中でのお日様合戦に勝てるように、自分で下のほうの枝は振り落とすそうです。そして上へ上へ伸びるように頑張って、上の方だけ枝と葉を茂らせるそうです。ニュージーランド固有の樹木で、ちょっとずつ成長するので木がとても硬く、昔はそのまま舟の柱になっていたそうです。森林伐採が進み、今では原林の4パーセントしか残っておらず、団体が植木などをしてカウリの木の森を蘇らせようと頑張っているそうです。
鹿児島県の屋久島とも深く関わりがあるこのカウリの木。詳しくはこちらをどうぞ。日本からの団体がやってきて姉妹木関係を結び、毎年ワイポウア森ウォークが行われています。
私が下にいるのが見えますか?これだけ大きいですよ。私がこの森の父に会ったのは12年ぶり。「よ!ひさしぶり~!」 (写真下)車椅子でも通れるように、下はちゃんと整備されているのでとっても歩きやすいんです。森やカウリの木を観光者からも守る役割をしているんでしょうね。
タネマフタを後にして、インフォメーションセンターに向かって3キロ戻ったところにあるフォーシスター(四姉妹)に会いに行きました。インフォーメーションセンターからは9キロのところにあります。
(写真上)ノースランド地方には、カウリの木が残っている地域です。名前がついていないこの上の写真のカウリ木も巨木。左下に立っている母親がとっても小さく見えます。ワンガレイの郊外にもカウリの木をみるところがあるそうです。
(写真上)はフォーシスターズ(四姉妹)の木々の周りをぐるりと歩けるように整備された道。右からでも左からでもいけます。
(写真下)カウリの木が4本、寄りそう様に立っています。
母が一生懸命撮っているのは、歩くところが滑らないように、滑り止めが入っているのが珍しくて写真を撮っているようです。日本でよく登山に行く母親にとって、当たり前のようであまり見かけない整備のようです。
こうやってみるとカウリの木の大きさが分かります。(写真下)母親が右側でばんざ~いをしているのがわかりますか?
ちょっとピクニックともいえませんが、暖かいコーヒーとビスケットをほお張り休憩を取りました。ワイポウアの森で一服はなんとも神秘的。もちろんゴミはもって帰りましたよ。
神秘的な原生林を歩きます。
本当は他にもカウリの木を触れたりするところがあるのですが、時間の都合でいけませんでした。(残念!!)このブログエントリーの最後にある、ウェブリンクのコース地図をプリントアウトしたり、歩き方や行き方をもっと勉強すればよかったなぁ、とかなりの勉強不足で時間計算ミス。(涙)
ここの駐車場は、以前車上荒しがあったせいか、おじさんがたっていて、その人に2ドル払うと車を管理してくれるそうな。
昼間の個人旅行だと、ゆっくり半日ほどの森での滞在をみていれば十分です。
もっと時間がある方は、夜のツアーもお勧めです。地元で生まれ育ったマオリのガイドさんがつれていってくれる夜のツアーがあります。そこで真の静けさと闇の中で森を楽しみ、キウイなどの夜行性の動物に出会うチャンスがあります。視覚を制限される分、その他の五感が研ぎ澄まされて同じ道のりも昼間とは全く異なる空間。マオリの物語や歌などが、よりそれらを神聖な空間にします。
リンク(全て日本語です。)
- ワイポウア保護区
- コース案内 (PDF517kb)
- 屋久島との姉妹木関係
- 森の神「タネ・マフタ」に出会う(夜の1.5時間ウォーク)
- タネ・マフタと森の父「テ・マツア・ンガヘレ」に出会う(夜の4時間ウォーク)
- フットプリント・ワイポウアツアー
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