学校にはもちろん暗室があります。 かなり伝統式に古いやり方もきちんと丁寧に教えてくれる写真学校。 この学校を始めた人はもう60歳を超えています。 彼が写真家として自分のオフィスやスタジオ、暗室として使っていた場所が学校になったというわけです。だから見かけは手作りのプレハブみたいな場所なんですが、先生たちは本物。人も親切でフレンドリーだから、ここのみんなが好きです。
暗室ものは時間がかかるもの。一枚の写真を満足いくまで現像するまで1時間以上は優にかかります。学校は24時間毎日アクセス可能。私は仕事が遅いので・笑、外が真っ暗になっても暗室にこもりっぱなし。
↑クラスメイトのウェインは 満50歳!この年で学生するのもかなり勇気がもちろん必要だったそうです。ウェリントンのウォール街で銀行マンとして30年頑張ったあと、幼いころからの夢だった写真を始めるには、人生の迷いはたくさんあったはず。
私の大きなお兄さん的存在なウェインは、学校のすぐそばに住んでいて、私が寝袋もって車の中で寝ようとしていたところを救ってくれた人です・笑。 彼の家には数回泊まらせていただきました。 ウェリントンでの撮影や用事がない日で、次の日の朝授業だったりする時に。 ウェリントンに寝に帰るのがお金と時間の無駄だったんです。ちょっとでもお金を節約したかった。
フィルムを現像して、どの写真を現像しようかという台↑。机の中に電気が入っていて、ネガティブを見れる環境です。
暗室課題は、4つのシリーズを撮って、現像、フレームを作って入れて提出というものでした。お題は各自自由に決められて、みんなは「食べ物」、「車」、「ボクシング」、「ビーチで死んでいる魚」とか。私は「影」!
ここには載っていませんが、この課題でA+をいただきました♪ しかもその作品のひとつを観た校長先生が、「Alfred Stieglitzのようだ。」とほめ言葉もいただきました。 確かにこのコースで撮った写真のなかで一番自分でも満足いけた作品ができたと思います。ポートフォーリオ以上に!
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