2012年7月5日木曜日

私がこの小さな写真学校を選んだ訳・・・。


私が通っている写真学校はとっても小さな学校です。今年初め、ウェリントンにあるデザイン大学へ行こうか、この小さな写真学校へ行こうかとても悩みました。ウェリントンにあるデザイン大学は国内でデザインではトップクラス。 賞やいろんなニュースにも出ていて実力強い大学です。


NZの大学は基本的に誰でも勉強できるのですが、このデザイン大学はポートフォリオの提出が求められます。あまりにも人気があって、デザインの才能がある学生だけを受け付ける思考があるようです。毎年800から千人の学生が応募して、400人ぐらいしか通れないくらいの難関大学。


でも結局この大学を選んで勉強する学生は200−300人と言われています。そんな中に私もうまく合格して入れたのですが、なんだかしっくりこない。大学はもうすでに一度出てるし、特に免許みたいなステイタスにこだわる必要は私には全くありませんでした。


オープンデーや大学ツアーみたいなものに数度参加したのですが、なんだか冷たい感じ。学生もお互い助け合うっていう感じではなくて、お互いライバル敵同士みたいな雰囲気で、自分のアイディはシェアしない、助け合うことは無さそうな印象を受けました。



先生たちもなんだかポッシュ的。やっぱり国内一デザイン大学のレーベルを張っているからなのか、偉そうで誇り高き人が多い印象。たまたま話した人たちがそうだったのかもしれないけど、写真なのに成績重視。写真というものは「正解」「不正解」というものはないんです。みんなみんなのスタイルがあって、みんなを満足させるような分野でもありません。


ウェリントンに住んでいて、この一流大学へ行けば近かったけど、なんだか嫌な気持ち出いっぱいでした。

そんな中、この小さな写真学校、ウェリントンから1時間近く離れているけどみんなフレンドリー。私の第二の家族です。 ウェリントンのデザイン大学のようにポートフォリオはなく、校長先生とのインタビューで入学できるかそうじゃないか決まります。彼の思想は、才能があるかないかは関係なく、ヤル気があるかないかを確かめるインタビュー。才能は学校が引き出すもので、もともと持っていないほうがいいくらい。 そんなところも同感できます。


最初はこの学校に乗り気は全くしなかったんです。でも念のためと学校を訪れました。こんな小さなプレハブみたいなところで大丈夫かなぁ、と不安になるほどのところなので。サイトも学生が作ったようなデザインで、プロフェッショナルな構えは抜けてるし・・・。

でもダィレクターとのインタビューで、「サマーは君のキウイニックネームなんだね?」と聞かれて「そうなの。みんな私の名前を覚えてくれないから。日本語の名前を英語に変換しただけなんです。夏産まれなもので・・・。」というと、「この学校があるRaumati Beachの意味を知っているかい? ラウマティというのはマオリ語で ”サマー” っていう意味なんだよ。」ええぇ〜〜!

嘘のようで本当の話・・・笑。これは運命なのかなぁ、なんて思って迷った挙句、このようなスピリチャルな理由で学校を選びました。苦笑


でもそれで正解でした。 先生たちは、本当に私達に素晴らし写真家になって欲しいという気持ちが伝わってくるほど親身に教えてくれます。 成績結果重視をしておらず、その過程の方を重視しています。 技術的なことだけじゃなくて、写真家とし て人間としての精神面のサポートもしてくれます。 見かけはプレハブみたいな場所だけど、実績や実力派確か。もちろん先生立ちはプロの写真家ばかり。私にはアカデミック的な教育は必要なく、もっと実用的なトレーニングが必要だったので、デザイン大学を選ばなくてよかったです。

今でもこの学校を選んで本当に良かったな、って本当に思います。クラスメイトもみんなフレンドリーで、心のそこから「仲間」「兄弟・姉弟」「家族」と思っています。それは私だけじゃなくてみんなもおんなじ気持ちだと思います。 この学校を初めて人生が変わったって言うほどのクラスメイトもいるくらい。


毎週木曜日はアート時間♪ みんなの好きな時間です。みんなでお星様を作って、自分の引き出しに入れておく作業。これから半年、1年間使う引き出しができました☆


私の引き出しの中には、ケイトやボタンなどの工作物、フィルムネガティブやインスタントコーヒーにインスタントヌードルやチョコレートまで入れてあります。 夜遅くまで学校にいる時の非常食!


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