creating more space to make it happen

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昨夜はずっと楽しみにしていた、デザイン・プロダクトの王様との夕食会。「おとついマタホーンへ行ってとっても良かったんだ。マタホーンに行 く？」って誘われて断る人がいるはずはありません！　私のブログにも何度も（こ んな時やこ んなところで）でてきましたが、このレストランはローガンブラウンと１，２を争う、ウェリントン、いやＮＺを代表するレストランなんです。　

Matterhorn
106 Cuba Street, Te Aro 6011, Wellington
(04) 384 3359
www.matterhorn.co.nz

食事の盛り付けも材料もとってもエレガントで、ウエイターのサービスやマナーすごく素敵なんです。気持ちがいいくらい。夕食時は予約を受け付けないので、席が空いていれば座ることができるんですよ。



とにかくＣＥＯの次ぐらいに偉いこの人、ロブ（ロバートの愛称）。クリスマスパーティーではこんな感じにふざけた格好なんですが、ものすごい出世頭なんです。ＮＺにデザインチーム、アメリカにプロダクトチームを率いるプレジデント。　４０歳だったかな？　双子のお子さんがいらっしゃいます。　ご両親はオランダ人でウェリントン生まれ。　お父様は大工さんなのですが絵描きが趣味で、お母様は洋裁をたしなむデザイナー。兄弟もみんな絵描きを趣味としているそうです。なんだかアーティスティックな環境。

ロブは幼いころからお絵かきをして自分を表現していました。絵を描いて描いて描きまくってどんどん上手になり、自分がそのエリアが得意だっていうことは自然と自分の中で分かってきたそうです。高校が終ってからデザインコースへ通い（多分VictoriaかMassey）、卒業後はいろんなデザイン会社をノックして回って仕事を手に入れます。

その後一緒に働いた同僚と新しい会社を設立し、かなり成功したらしいのですが、それ以上成功するにはオークランドなどで支社を作ること。でもロブもビジネスパートナーもそんな気はなかったそうです。そのころクライアントのひとつにうちの会社があって、（そのころは社員２人）前々からうちの会社のデザインをすることが好きだったそうです。そのうちうちの会社だけの専門デザイナーになり、CEOから「うちで働いてみないか？」と言われて今に至るそうです。

他にはクリエイティブデザインとは何か？　デザインが問題を解決する意味とは？　将来の方向性はどこへ目が向いているのか？そんなに忙しいのにどうやって時間を管理しているか？　などなど、いろんなお話をしたり。

私と彼の違いを少し発見。私はチャンスは自分で作って掴みとるもんだと思っていたのですが、彼の場合、いろんな幸運が時が来ると自然にやってくるみたいなんです。経歴を聞いていたらほんとにそんな感じがしてくるから不思議。　「何かの幸運があっちからやってくる自信があったんだ。」と言い切れるのは納得します。「幸運」という「縁」が深い持ち主なんでしょうね。

インド仏教（？）の考えである、前世で沢山良い事した人は、後世でも幸運が舞い落ちる考え方らしいです。なんだかデザインの話に行ったのに、宗教の話にまでなっちゃいました。仏教に興味があって仏教の本を読んでいるらしいです。それで日本の習慣や仏教のことも聞かれて、う〜んうまく説明できたかなぁ？でも私の場合は待っていても何もやってこないと思います。今まで自分で行動して掴みとったチャンスだったので。前世であまり良い行いしてなかったのかな？

今夜学んだことは、今はいろんなことを試してみて探索してみること。そのスペースを作って何でもいいから試してみて実感してみること。なんだかバーバラも同じ様なことをいっていたなぁ。私それでミシンかったり編み物を始めたりしたんです。でも何かを作り終えないと駄目ですね。（苦笑）他にもいろいろアイディアはあるので、実行するのみですね。

２時間半もしゃべっちゃって悪かったなぁ～。そんなに時間が経っていただなんて気づきませんでした。どのお話も興味深いことばかりだったんです。　やっぱりロブは大人だなぁ〜（遠い目）と思いました。オシャレなレストランに連れていってもらって、会計も「チェックちょうだい」ってウエイターにサインだして、さらりとカードで払っちゃったり。（NZはチップ制度はありませんし、チェックをもってこいだなんて頼むのはお金持ちと高級レストランであるかないかぐらいです。かなりまれな習慣。）

また今度NZに戻ってきた時に、一緒にご飯食べようねって言ってくれました。ひひひ。まだまだいろんなことをお話したけどこのへんで。