2009年9月7日月曜日

NZで一番美味しい日本食屋さん



お寿司です!(嬉)昨日に引き続いて日本が恋しくなる食べ物。やっぱり日本人には欠かせない食材です。NZでは、新鮮なお魚がとれそうなイメージなんですが、実際は全然だめです。お国柄、魚を食べることはほとんどないので、スーパーへ行ってもあまり魚はうられていなかったり、古くなった魚が堂々と売られています。新鮮でいい魚は果物や肉と同じですべて輸出されます。

キウイは魚をあまり食べないので、きっとどうやって魚を扱ったらいいのか分からないんだと思います。どこまでが新鮮なのか分かっていないんでしょうね。一応「フィッシュ&チップス」と言われる物や、サーモンは手に入り易いのですが、それ以外の種類は普段スーパーでは中々みかけません。



ロトルアへ行ってのいつものルートは、テルメリゾートで温泉を楽しみ、その後日本食レストラン「大和」でお腹いっぱいに美味しい日本食を食べることです。私たちにとって、NZで一番美味しい日本食レストランだと思っています。

オークランドにもクライストチャーチにも沢山の日本食レストランがあるのですが、「大和」は本物です。韓国人や日本人だからって日本食レストランのシェフをやっているレストランと違い、ここの寿司は日本の本物の板前さんがお寿司を握っています。



私たちはロトルアに住んでいないながらも、「大和」の常連です。(笑)テルメリゾートと同じぐらい通っている日本食レストラン。ロトルアにくると、観光はほとんどせず、「テルメリゾートで温泉に浸かる」、「大和レストランで日本食を食べる」の2つだけです。(爆)

もちろんロトルア観光は沢山したので、NZの歴史や文化など沢山体験/学習しました。でもこの5、6年はこの「テルメ&大和」セットづくめで日本満喫させて頂いています。



いつもロトルアにいる時は、できるだけ「大和」を食べ尽くそう!と思って、みんなと打ち合わせることなく昼も夜もその次の日の昼も「大和」です。(爆)ここまでしつこく食べに来るのも私たちぐらい(?)。

親方も「大和」のオーナーも私たちのことを覚えているくらいです。「親方また来たよ!」

でも、今回はいつもの親方とは違った人がお寿司を握っていました。普段はもう少し年配な板前さんがいるのですが、今回は若いお兄ちゃん。どうやら前の板前さんは一時帰国中で、この下の写真の板前さんが5週間の間頑張っているそうです。



私は赤みの魚が苦手なので、サーモンを取ってもらって鯛を入れて頂きました。面倒な注文にも対応して頂いてありがとうございます! ちゃんとお寿司の板の上に乗って出してくれるところが嬉しいですよね。




たまごが美味しいお寿司屋さんは、美味しいお寿司を握ると言われているそうですよ。



写真で分かるかな?私たちが大和の大ファンなのは、お魚がともかくとっても新鮮なんです!キラキラ輝いていて、白身魚は透き通っていてまるで反対側が見えそうなくらい。普通、どこかの日本食レストランへ行っても、大抵はサーモンばかりでその他にはあまり種類がないのですが、大和は魚の種類が豊富。そして全て新鮮なんです!



お魚ロトルアから1時間北へ向かったところにある、タウランガから毎日やってくるそうです。さすが!



私が注文したお刺身。サーモンと鯛を変えてもらいました。特にこの日の魚はいいものが入っていたそうです。ラッキー!





「ねた」はショーケースに入っています。こんなに新鮮な魚はNZどこ探しても私は観たことないです。




ウェリントンで魚を買いたい方は、Moore Wilsonが一番新鮮だと思いますが、やっぱり火を通さないと心配かも。以前、現在一時帰国中の板前さんから、「魚を買わなくても毎日通えばどの魚が新しく入ったか分かるよ」とのアドバイスをいただきました。なるほど〜、それもそうですね。一応Moore Wilsonは仕事場から歩いて5−8分ほどのところにあるのですが、毎日遠回りはやっぱり続きませんでした(笑)。



ポポと私がいつも注文する「突き出し」。牛肉の角煮と中華ホタテです。これをつまみながら、板前さんの仕事を眺めながら食事を待ちます。




みんなの真剣な顔。板前さんの仕事観察です。年配の板前さんもかなりフレンドリーでとってもいい人ですが、この方もフレンドリーで仕事中でもお話に乗ってくれました。





日本人でない友達からの質問の嵐に全て答える板前さん。10年前にワーホリでロトルアにやってきて、この大和のオーナーに「戻ってきたかったら戻ってくればいい」と言われて板前になったそうです。

これには私もビックリ!日本で板前をしていて海外にでたのではなく、大和に戻ってきたかったから日本に帰って10年間修行したとか。この執念さにはあっぱれ! 「食べ物関係なら望みがあると思った」と言われる通り、板前はNZの永住権カテゴリーで需要のある職種の一つ。追加ポイントがあたります。 そこまでしてNZに帰ってきたかったんだなあ。

私もNZに残りたくて、「何か技術のあるものを」と思って死ぬものぐるいで大学でコンピューターサイエンスと情報システムの2専攻を勉強して、幸運に仕事がとれた時はほんと嬉しかったなあ。気持ちよくわかります。





これは鍋うどん。大和がNZで一番の日本食レストランになる理由の他に、日本のレストランと同じレベルの日本食が食べられることです。NZでは、日本人だかといって日本レストランでシェフになったりする人が沢山いるのですが、ビザや滞在のために作っているので、日本では実際シェフでもなんでもなかった人が作っていることが本当によくあることなんです。キウイはそれでもいいのですが、日本人の私たちからすると物足りないですし、それなら自分で作れるしなあと感じてしまいます。

でも大和は違うんです!日本人の私たちでも満足できる日本食が食べられて、しかもありきたりなメニューではなく、居酒屋などで出されている食べ物も食べられるんです。日本人にとっては本当に嬉しいメニュー。



日本食が苦手な方でも、照り焼きチキンやステーキ丼などお肉系もちゃんとありますよ。メニューも全て写真付きなので、日本食のこと良くご存知ではない方でも一目瞭然です。あとここは、玄米茶がサービスで出してくださいます。日本では普通のことなんですが、こっちの日本食レストランだと有料です。悲しいですね。しかもティーパックの緑茶で、2、3ドルはします。









キウイには巻き寿司が人気です。驚くことに、このマヨネーズ、コンデンスミルクが入っているんです!キウイは甘いソースなどかけることを好んでいて、コンデンスミルク入れると人気が出たとか。一度味見させて頂いたことがあるのですが、ちょっと変わった味。(笑)

手巻きや巻き寿司にも、魚の太さやサイズはビックリするほどのジャイアントサイズです。





ランチメニューで「大和定食」15ドルがあります。このお弁当の楽しいところは、自分でいろいろ選べるんです!左上からA、左下が B、右側二つがC。一つ一つのカテゴリーから好きなメニューを選んで注文。

ここはおうどんも暖かい揚げ物なども美味しいんですよ。奥のキッチンでオーナーが焼き物などを作っています。お寿司だけではなくて、焼き物系も食べ尽くしてください!



大和のことを語りだしたら止まらない私たち。もちろんこの週末、私は土曜のお昼、土曜の夜、日曜の昼、と3食続けて食べに行きました。親方には「じゃあ、また今夜」「じゃあまた明日〜」と言って立ち去ります。(笑)



外に赤提灯が出ていたら開店の目印です。

Yamato Japanese Restaurant
1123 Pukuatua St
Rotorua
New Zealand

Ph: 07-348 1938



NZは今桜シーズンを迎えています。奇麗。ウェリントンでは全然見かけないのですが、パーマストンノースやクライストチャーチには沢山ありますよ。この桜は、ロトルアのハービーノーマンズの裏で見つけました。最近はだんだんと日が長くなって来て、過ごし易くなってきましたね。




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