2009年9月1日火曜日

日本人として。。

海外に来てから困ったことは沢山。その1つで、私は「日本人なのに日本のことを知らない」日本人です(まだにまだ。。)。 海外で日本人に出会ったことない 人や日本に行ったことない方たちにとって、私たちは「人生で生まれて始めて会う日本人」かもしれません。そうと思うと第一印象は大切だと思います。自体は急に 「日本大使」となってしまうわけですから、日本のことをわかっていなければならないのに、とっても教養不足な私。まだまだです。



この前に日本に帰ったとき、京都で日本人の女の人が公園で編み物をしていました。ひょんなことから話すことになって、どうやらフランスで何十年も住んでいた「オートクチュールデザイナー」でした。仕事が仕事なだけに、パーティーで呼ばれて話す相手は全て社交界の貴族の人たち。日本のことを沢山聞かれたそうです。その質問に答えられなくて、とっても悔しい思いをしたとか。その頃はインターネットだなんて普及されていない時代でしたので、帰国したときに図書館に通いつめて、「お茶の葉とは何か?」というお題まで調べたそうです。海外に住んでいて、お茶もお花も着付けもできる「日本撫子」。すごいなぁ。「日本人だから着物ぐらい切れないと駄目よ」というお叱りも受けました(笑)。興味深い女性でした。またどこかでバッタリ出会わないかなぁ。



私も「日本人なのに着物も着れないの?」言われたことも沢山あります。みんな意外とどれだけ大変かは知られてないようで、「ボタンもジッパーもないんだよ~。紐だけで着るの」っていうと驚かれます。

着物を着るのは元々大好きな私です。姉や友達の結婚式にはもちろん着物で出席。古風なとこがとっても好きなのは、たぶん今の自分が日本にいないからだと思います。自分の国をでて、第三者の人間としてみる日本。その目で沢山学びました。



明日は私の勤めている会社のCEOの誕生日パーティー。明日で40歳になるそうです。(私は37だと思っていたのですが。) 彼が今の会社を設立してから約14年がたちました。今では支社は7カ国にあり、お店は24カ国で2000件もあります。 ものすごい勢いでまだまだ成長しているキウイ会社。楽しみな会社です。

「蝶ネクタイぐらいのフォーマルで!」というのが明日の夕食会のドレスコード。悩みに悩んだ後、着物を着ることに決めました。この着物はアンティークで大正時代のものだそうです。何年前だったか京都で購入しました。「やゝ」というお店。思ったより高くなかったんです。帯は3千円でお太鼓は300円とかかなりリーズナブルで、紐や小さなものはただでくれたりもしました。お店の人は若かったのに綺麗な京都弁で綺麗に歩いて綺麗なしぐさでお手伝いしてくださいました。又着物がほしくなってきたなぁ。
やゝ yaya
京都市東山区古門前石橋町306
tel/fax.075-531-4060
営業時間 11~18時
やゝ 游風店 yaya-Yufu shop
京都市下京区仏光寺通烏丸東入上柳町319-3
tel/fax.075-341-8777
店休日 毎週水曜日
営業時間 12時~19時
http://www.yaya2002.com/


きちんと着物が着れるかは明日までドキドキです。一応「一人でも着れる着物」の本やYouTubeでお太鼓の結び方などを見て、「何とか一応」帯を結べることに。。どうなることやら。。

私が参考にしたYouTubeはこちらから。お太鼓のビデオは鏡式に撮ってあるので、右左が自分側と同じなのでとっても分かりやすいですよ。もうひとつの「二段のしめ方ばさみ」も意外と簡単にできて、帯の裏表の柄が違うんでしたらこんな結び方も変わってていいかも?

お太鼓
http://www.youtube.com/watch?v=aVstZkU_FOA&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=F0SQzN9owjw&feature=related

二段のしめ方ばさみ
http://www.youtube.com/watch?v=auPkdHcSFTo&feature=related


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