クリスマス前に悲しいニュース

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今日の午後、1時58分にクライストチャーチ・カンタベリーで地震がありました。M5.8震源地リトルトン北西２０キロ、深さたったの８キロ。揺れはかなり早く激しく、みんなデスクの下に隠れたりして、その後も１時間半後にM6(!)の大きな余震(3.18pm, 6km in depth, 10km north of Lyttelton)が続いているようです。

今日の私は用事のためパラパラウムまで出かけていて、テレビを見ながら遅めのランチを家で食べている時でした。いきなりブレイキングニュースが入り、クライストチャーチで地震があったのこと。

今のところ死亡者のレポートはでていないのですが、ケガをした方はいるみたいです。現時点でクライストチャーチ空港は閉鎖。CHCH行きのフライトがある人は、航空会社に問い合わせること。そして仕事みんな切り上げて帰宅中。ショッピングモールも閉鎖されてみんな家族の元へ向かっているそうで、場所によっては液状化が始まっているとのこと。前回の地震で壊れたビル２つが倒れたみたいです。

NZテレコムは非常事態の電話ができるように、家族や友達の確認はTXTやTwitterでしてもらうことを頼んでいます。

私の友達はFacebookなどで出てきているのでケガもなく無事なようですが、今までの地震もあって泣いている人も多いそうです。今のNZはどこもクリスマスショッピングやクリスマスランチなどのキウイでどの街も一杯。街中はさらにケイオス。

クライストチャーチのレポーターの女性は、泣くのをこらえながらのレポートをこなし、彼女の体験談を話してくれました。去年起こった9･4thと今年初めにあった2.22。生命の危険に遭い、みんな「どうするの？CHCHを出るの残るの？」という会話が家族や友達から聞かれたり相談したそうです。それがなくなっていたのにまた今日の地震でクリスマス会話は地震の話になり、精神的におかしくなりそうという人や、もう気にしない、私はここに家族と残ると決心する人いろりろのようです。

私だったら、クライストチャーチ出身じゃないのできっと引っ越すと思うのですが、もしこれが日本の地元だったらなかなかそうは簡単に行かないと思います。故郷はいつまでたっても故郷だし、想い出深いものばかり、友達も家族も親戚もいる街に住んでいたら、なかなか引っ越すことは難しい。

市長のボブパーカーは、ちょうどタウポでちょっと早めのクリスマスホリデーに入っていたけど、今日の地震で急遽クライストチャーチへ戻ることに。明日クライストチャーチに到着するようです。

クリスマスまであと２日。みんなクリスマス直前リラックスモードだったのに恐ろしい体験をする羽目に。クリスマスにも「地震があるのかないのか」という不安に襲われながらのクリスマスになるだなんて。キウイがどれだけクリスマスを楽しみにしているかわかっているし、家族や親戚が集まっての大切なイベントだから、カンタベリーの人達のことを考えるととても悲しい。クリスマス時期だけでなく、カンタベリーばかり地震が起こって、なんだか不公平な気持ちにもさせられます。

こんな状態でも楽天かなキウイはいるものです。「地震のお陰でクリスマス用に買っておいたワインが棚から落ちて割れたんだー！ちくしょー。でもまだまだあるから大丈夫♪」「クリスマスのために大掃除したのに、またやり直しだよ・笑」なんて、少しは強がりをしないとやってられないのかもしれません。

午後３時半の時点での最新ニュースはこちらから↓（英語のみ）
http://www.3news.co.nz/59-quake-hits-Christchurch/tabid/423/articleID/237582/Default.aspx
http://www.stuff.co.nz/national/6184519/Large-earthquake-hits-Christchurch?utm_source

テレビは地震のニュースがどんどん入ってきています。クライストチャーチ・カンタベリー地方のみなさんが無事でありますように。Big hugs* Thinking of you CHCH. Love xx