2010年4月23日金曜日

We Love Power



ちょっと遅い情報ですが、昨日夕方、NZの首都は1時間ほど真っ暗でした。

午後3時20分、いきなりフロアの電気やコンピューター全ての電気がふっ・・・と消えてしまい、一瞬全てが一時停止したようでした。「S**t!!」

停電です。



会社の電源がなくなるということはビジネスに大きなダメージを与えます。ITサポートの私からすると、大責任。 

Laptopにはバッテリーがあるのでまだシステムやメールはチェックすることができ、ネットの方はまだ動いていました。携帯片手にサーバールームへ行ってどうなったのか見に行き、下へ降りていく途中他の階も停電なのを確認。

コンウェイとマイクは外へでて停電がうちのビルだけなのか、隣も停電なのか確認。どうやら辺り一帯も停電。

アメリカ出張にいっているマネージャーに電話をすると、システムからメールが自動的に送られてきてすでにわかっていたようでした。バックアップの電源はあるものの、その時間にも限りがあり万が一のケースを考えて行動。



一段落やることをやって外に出てみるともちろん信号は止まっています。真ん中に黄色のジャケットをきた警察官が手動で交通を整理していました。トローリバスは電気がないと動かないのでアウト。外には歩いている人がたくさん。映画館ももちろん停電だから真っ暗の中外に無事、出てきた人で通りは一杯。消防車や救急車のサイレンはあちらこちらから聞こえてきます。

首都は一瞬にしてパニック。

お店は早めに閉店しちゃうし、ビジネスマンたちはそそくさと早めに家に帰っちゃうし(笑)。うちの会社の人達も半分ぐらい帰っちゃいました。残った人たちはのんきに電気が戻るのをビールやワインを飲みながら待ちました。こんな非常時でもリラックスなキウイが好きです。

私たちが忙しく走り回っている間、誰かが電気会社に電話をしてくれていて、どうやら停電は私たちが思ったより広範囲にわたって影響しているのこと。ウェリントンCBDは全て電気はなく、空港近くから郊外のペトニまで、約30キロほど。とにかく全ての政府関係とビジネスが集中するウェリントン、全てアウト。一応1時間ほどで元通りになるといわれてビール飲みながら待っていたら本当に1時間ほどで電気は戻りました。

電気がぱっ!とついた瞬間に私たちはサーバー室にダッシュ!そのあとも私たちは忙しくサーバーの確認など、ほんとてんてこまいな夕方でした。

家に帰ってニュースをみてみると、原因はシティの近くにあるウィルトンというところの電気ステーションだか電線に何かのワイヤーが落ち、そのおかげで電気が切れてしまったそうです。

まったくそんなくらいで停電になってもらっちゃー困るよ〜、NZ! インターネット事情は案外進んでいる国なのですが、こんなとこはまだまだなんだよなぁ・・・。でも電気線は地面の下に埋められているところが多いんですよ。

この停電のせいで84,000軒が停電し、エレベーターに閉じ込められたり、ウェリントン市の病院にはもう救急車を受け付けられないからと、待から35ー40キロほど離れた郊外の病院転送など、緊急要素を巻き込む大事件でした。もちろん病院は緊急電源ステーションがあるから電気がなくなることはありませんが。

オークランドもよく街全体が停電しちゃったりしていたけど最近はあんまりニュースになっていませんね。ウェリントンも時々あるんですが、ここまで大きかったのはこの2年間で初めてかもしれません。

ほんと相変わらず現代人は電気が1時間なくなっただけで大パニックです。昔は電気がないのが当たり前だったのにね。

あ〜あ、ITじゃなかったら私もとっとと家に帰れたのにな。(笑)


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