2011年8月19日金曜日

オジーをレンタカーで走る。



オジー話に戻りまするー。

パースで石田ゆりこちゃんとビール工場へ行った次日、一人でレンタカーをして北へ向かいました。 最大に緊張! いとこの国だといっても場所は海外。 いくら同じ左側交通で右ハンドルといっても、地図片手に一人で知らない道を運転だなんて・・・。

しかも自覚はないのですが最近もしかしたら自分は方向音痴っぽいかも?、ということもあって、フリーウェイとかで間違えたらぜんぜんわからないところへ連れて行かれてしまうーーー!結構シンプルでまっすぐなんだけど。 いろいろ想像しちゃって、大緊張

正直この手段は最後の最後にしておこうと思っていました。



↑丸いのは水タンク。こうやって高い場所に水タンクを置くことで、圧力を利用し水を街へ送り出す仕組みになっています。水は小さな砂漠エリア町にとって金より大切な命の水です。

でも結局公共手段があまりなくって、本当にレンタカーになっちゃった。

レンタカーはBayswater Rental CarをNZから予約していきました。NZでフル免許証を持っている人は、そのままオジーでも免許の切り替えなしで運転可能! 国際免許証を作る手間と料金20ドル分がうきます♪ こんな時はいとこの国に住んでいてよかったー☆



↑「インド洋」っていうところで「地球の反対側にきたんだなぁー。かっこいーーー。」 ←反対側じゃないです。

なんだか海外に来た感覚になってきました。でも地元のおじさんによると、「いや、僕たちは太平洋もタスマニア海も見れないから・笑」 そりゃそうだ。

パースから北へ250キロ。距離はなんてことないし、NZでもこのくらい余裕で運転するのですが、ただ道がわからなくって緊張しました。 おかげで道中は全く写真を撮れなかった。。とにかく無事に目的地に着くことが今は一番大切・・・、と言い聞かせて。



レンタカーは新車に近かったので、ぼーーーっとしてると「おっーーーーといけない!」140キロもでてました。しばしば。

行く前にオジー人同僚に聞いたんです。

さ 「ねぇねぇ、今度オジーへいくことになったんだー。で、パースから250キロ北に一人でレンタカーするんだけど行ったことある?」
オ 「パースの南側は何度かあるけど北はまだないなぁ。」
オ (GoogleMapで調べるメリノオジー。)
オ 「なんだ、真っ平らじゃん。大丈夫だよ。道もかなりまっすぐ。」
さ 「オジーで運転したことないからちょっと心配で・・・。」
オ 「大丈夫、カンガルーだけに気をつけていればいいよ。」
さ 「え!カンガルー! でてきたらどうすればいいの?!」
オ 「STOP (止まって)」
さ 「え! だって私の後ろに車がいたらどうするの?!」
オ 「いないから。」
さ 「ええ!いない?!」
オ 「車はきっと前にも後ろにもいないよ。」

NZでもよくポッサムが道路に飛び出してくるんですが、止まると反対に危ないので運転し続けて最悪はひいてしまいます。 よく道路にはポッサムの無残な体が転がってる。  オジーではポッサムはペットだけど、NZではペスト・害動物。環境サイクルを壊す動物。キウイはポッサムのこと好きではありません。



パースから250キロ離れたこの土地は、目に見えて大の水不足。土地がとてもカラカラ。全てが死んでいて、明らかに土地は水が足りなくて植物も砂漠にしか育たない植物ばかり。生き生きとした緑はなく、なんだか暗い死んだ雰囲気がありました。

この光景を見て思い出したのは、NZでのデザートロード(砂漠の道)。 北島・パーミーからタウポへ行く途中、デザートロードを通ります。 その間街も休憩場所もなくって、ひたすら心地の悪い植物しか育っていません。 あそこはたったの30キロだけ死の地帯があるだけで、通り抜ければまた緑が広がるエリア。 でもこの辺りはずっとそんな土地が永遠と続いていました。運転をしながら、外に見える風景はカラカラでなんだか切ない・・・。 



今まであんまり考えてなかったけど、NZはこんなにも水に恵まれていて、大自然が緑生い茂る土地なんだなぁ、と改めて感謝するようになりました。そして水の大切さ。ありがたさ。雨がたくさん降るNZだけど、農家だけでなく、私たちの暮らしにとっても重要。 

そういえば昔、マオリのおじさんが「草をハッピーにすれば全てうまくいくんだよなぁ。草が生い茂ればそれを食う牛がいての~。牛がハッピーに育てば乳はでるし、牛肉にもなるし、それを加工する人間に仕事がもらえるって言うもんだ。」って言ってた。



私が向かった小さな街はサーヴァンテ(Cervantes)。 パースから車で2-3時間でついたかな? 実際あまりにも神経をピリピリしていたので、どのくらいかかったのかも休憩も覚えていません。

お昼過ぎには着いて、バックパッカーのCervantes Lodgeに泊まりました。



生活写真もとろうかと思ったけど、あまりにも神経ピリピリ。何も撮りませんでした。

Cervantesは、バッカーの他にモーテルが一軒ほどあって、その他は大きなキャンプ場があります。スーパーは小さなデイリーみたいなのが一軒。レストランも一軒しかない、本当に小さな町でした。テイクアウェイも一軒とかしかなくって、とりあえずスーパーが夕方5時で閉まる前に朝食用のシリアルと、晩ご飯に使う野菜を購入。

バッカーは、私以外に若い女の子二人と、子供二人連れの親子だけ。夕食時はキッチンが混みます。みんながごはんを食べる頃ぐらいを計らって、私もご飯作りにキッチンに入りました。作ったのはカレー。やっぱり体や脳みそが疲れている時には、米粒を食べるのが効果的。

子連れ家族サンたちと話しながらご飯を作っていると、どうやら旦那様はオジー人、奥様はアイルランド人、そして二人の息子(想定3-5歳)。家族でオーストラリア一周旅行の最中のようでした。晩ご飯の時も、朝食の時も、この家族と仲良く話ししながらの食事。これもバッカーならでわ♪ 



私の次なる目的地は、↑この先300メーター先にあります! 明日に続くっ・・・!


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4 件のコメント:

  1. うっわーーん!すごい!Summerさん、たっくましい~~!
    インド洋の看板、素敵です。。パース、私もいつか絶対に行きたい街です。
    Summerさんと車の旅したら、楽しそう・・・♪
    続きが楽しみです。

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  2. こんにちわ。Aussieはやっぱり全然違う景色のようですね。

    ちょっと前の記事ネタですが、雪景色のビデオいいですね。実は片付けとか色々あって先週半ばから昨日までそちらにいたのですが、Cuba Stにある友達の家にいたのでリアルタイムで見てしまいました。火曜には一瞬の晴れ間を利用してMakara Peakに登りましたが、見たことのない綺麗な雪景色で貴重な経験ができました(笑)普通の旅行客だったらフェリーは止まるは道路はクローズだで散々だったでしょうけれど、一生に1回とか言われていた大雪に出会えて楽しめました。

    東京に帰ってきたらちょうど涼しくなったらしく(といってもそちらから比べると十分暖かいですが)上手く避暑にもなったようです。Aussieの話題の続きを楽しみにしていますね。

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  3. Yoko さん
    一緒にオジーラウンドへ行きませんか?募集中です・笑。タスマニアやクイーンズ州は学生の頃よく行ったので、西オジーをもっと細かく、ノーザンテリトリーへもゆっくり見て回りたいです。本気で考えてみてくださいねー!ほら、今時間あるでしょう?笑

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  4. Yusuke さん
    えー!ウェりんtのんへ戻ってきていたんですか?一言声を掛けていただけたら良かったのにー。あの雪の日によくこれて帰れましたね。
    50年ぶりの雪です。東京にドカ雪が降った感覚でしょうか。これにはみんなもビックリでした。
    今は体感温度ゼロです。

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