2009年10月29日木曜日

温泉エリアの活火山石とターザン



先週末はNZ中、天気が最高100点満点だったようです。真っ青な空にお日様がちくちく肌にささるくらい。(笑)NZの紫外線は日本より何倍もあるので、あなどらないで日焼け止めをちゃんと塗ることをお勧めします!



山の麓に見えるのがマルイア温泉。私たちが泊まっている温泉宿です。みるからに周りは何にもありません。本当に携帯電波外エリアです。救急車がここにたどり着くまで2時間かかります。



私たちは天気もいいし、せっかくルイース国立公園にいるので、ちょっとのチョコレートと、家から持って来たバナナ、携帯用プルーンにお水をもって散歩にでかけました。



雪解け水が川に走り流れています。水は感動するくらい奇麗で写真ではおさめられないくらい。



この辺は特に人工的に整備もされているわけではないので、川が自然と向き合って流れができています。




アフリカ人に近いくらい視力がいいターザン男。細かなものにすぐ目にいきます。



ターザン男が見つけたのは石に層ができていて、その間にアメジストのようなストーン(石)ができているのを指差しました。(なんでこの人はこんな細かなところに気がつくんだろう。)写真ではちょっと見にくいのですが、真ん中あたりがちょっとだけキラキラ輝いていました。



この黒い石炭のようなものは、実は「石」! この辺りは温泉が吹き出るほど地面から熱い熱がはっしられています。ターザン男曰く、「熱い」「冷たい」の繰り返しで石に「層」ができ、柔らかくなったんだとか。



最初は丸い石だったんですが、私たちが触ったせいでバラバラになってしまいました。これじゃあなんだか石ではないみたいですね。



ターザン男がまたなんだかみつけました。石が層になっています。




握力がない私でも、「う〜〜〜ん!」と石を割ろうとすると、



パッカリ! 層の線に従ってバラバラに割れてしまいます。



これはまたもやターザンターザン男がみつけた層になった石。写真を撮り忘れましたが、この他にもマーブルになった珍しい石も見かけました。一体どんな歴史を持った石がどれだけの年月、この辺りに住んでいたんでしょうか? 自然って面白いです。



私の顔が4、5倍ある大きな岩にも亀裂が入っていました。これも石が柔らかくて起こった現象だそうです。(ってターザン男が教えてくれました。)



石が赤い。何でこうなったのかはよくわからないのですが、どうも渦鞭毛藻, 多細胞生物, こけ類が発生しているみたいです。英語ではAlgaeというそうです。多分この温泉地帯がそうしているんでしょうね。

ターザン男が今度これまたターザンのイアンに聞いてみるっていっていたので、もっと詳しく分かったらお伝えします。決してこの二人が珍しいわけでもなく、NZではターザン的なキウイはよく出会いますよ。




石は赤い。山奥にはまだ雪が積もっています。不思議な光景。



ターザン男が持っているのはその辺に落ちていた枝。「森の杖」と勝手にターザン男が命名したこの枝は真っ白。長い間水につかりすぎて色が落ちてしまったそうです。「なんでそんなこと知ってるの?」「おじいちゃんが教えてくれた」たぶんターザン男のおじいちゃんもターザン男以上のターザンだったんでしょう。

ちなみにターザン男はまだ8〜13歳だったかに、森の中で2、3ヶ月一人で仙人のようにこもって暮らしていたそうな。うそで本当なようなこの話、本当です。(真)ターザン男は基本的に何でも知っている物知り博士なんですが、自然のことも沢山知っているライフサバイバー。

「何食べて生きていたの?」「葉っぱとか木の実とかキノコとか?」ターザン男はなんでも食べるので本当なんでしょう。。。。



本当は川を渡って向こう側にある山に登りたかったのですが、川が自然に作られているので、人口的な橋もあるわけもなく。。。 結局2、3時間歩き回って全然渡れなかったので断念。道路を歩きながらマルイア温泉に戻ることにしました。上の写真は道路風景。両脇は緑で一杯!



大きな木の一部が椅子のようになっていて、その上に座ってみました。とにかく鳥が沢山いて、歩きながらも鳥の歌声を楽しみながらの散歩も気持ちよかったです。首に白いポンポンをつけたTuiという鳥を沢山見かけました。Tuiはとっても歌が上手。ターザン男も私も大好きです。



ちょっと顔が隠れていますが、真ん中に緑の小鳥がいるのが見えますか? 何の鳥だったのかわかりませんが、体をくるっと向きを変えて、私とターザン男に向かって「シャー!」と威嚇したんです。(笑)ほんとです! こんな経験は初めてでした。大自然にいるから人間とはあまりコンタクトがないんでしょうが、私たちが観察していたのを知っていながら、せわせわと枝の周りを飛んでいました。

「シャー!」と一回言った後は、またすぐ忙しそうにしていました。これにはターザン男もビックリ。鳥が「シャー」と猫のように鳴くだなんて思いもよりませんでした。さすが自然体国NZ。まだまだ知らないことばかりです。



マルイア温泉からたったの300メートルほど離れたところでターザン男があることに気づきました。





ターザン男が立っているのは倒れた大きな老木。大嵐で地面が緩んで川沿いに立っていた木が倒れたのでしょうか。ちょうど川を跨いで倒れていました。道路脇から偶然に見かけターザン男は、しめしめと「いける!」とピョンピョン跳ねてあっという間に崖を降りていきました。





「最初に行ってみて大丈夫か確認してくる!」なんて口実をいいながら本当はうずうず待っていられなかったに違いません。(笑)



もちろん大丈夫だと確信したターザン男は私を迎えにくるのですが。。。木の根もとまで行くのに本当の崖なんです! 本当に自然一杯90度の崖になっているところを降りるんです。



いくらなんでも私だってこれにはちょ〜〜と不安。「あたしはターザンじゃないんだぞ〜!」と叫ぶんですが「大丈夫だって〜。」との一点張り。。。



ひえー!


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