2009年10月30日金曜日

これが本物のキウイ ブッシュ ウオーキング!



倒れた木が川の橋代わりになったところを渡って、いよいよ山に入り込みました。

この辺は、全然人間の手が付けられていない状態に近いので、看板もなければ見渡す限り、10キロはま〜っすぐ同じ山が見えるだけ。ジャングルに近いものがあります。



既に3時間ほど川沿いを歩いていた私はもう既に疲れ気味。(笑)川沿いを歩くといっても石ばかりなので歩きにくく、ちょっと休憩。「チョコレート食べる?」



山の中は至ってこんな感じ。歩くトレッキングコースなんてものは全然設備がされていなくて、本当の自然どっぷり木も目の前にあってかき分けて歩きます。



この日はとっても天気がよかったので、緑の自然一杯の中にいてとても気持ちがよかったです。なんだか癒されるお日様の光が木や枝と葉の間から差し込んできます。





誰も手入れはしていないので、木は自然のまま倒れていたり朽ちていたり、そして苔も生えています。



大きな石や倒れた木に枝。ここをかき分けてずんずん前に進んで行きます。



ポポが見えますか?(笑)ターザン男はこんな道なき道をもぴょんぴょん跳ねて探索中。どこが歩き易いか私のためにみてくれていたそうな。



私はマイペースに緑やその自然空間を楽しみました。もうどのくらい倒れていたのでしょうか、倒れた木は苔で一杯。(写真上)



この森の中を歩くんです。。。。道なき道をもっともっと奥へ。。。



ターザン男は小川を発見。とっても水がきれいでした。「奇麗だけど飲まないでね。」との忠告。了解。





緑の中、ピンク色のリボンが枝にくくりつけてありました。これはポッサムかネズミの罠が仕掛けてある場所の目印。たぶん環境団体(DOC)が来ているのかな?一応ここも国立公園なので、かってに仕掛けは環境団体以外は禁止されています。





水が本当に奇麗で輝いて来て感動します。水解けしたお水が川となってここにやってくるんでしょうね。「純」を感じます。





これまた老木が倒れていました。沢山の木が倒れているのを良く見かけました。





ポポは「う〜ん。」と何か考えているようです。何かを察して「ちょっと見てくる。」問いってピョンピョン森の中を走って行きました。本当に、走るんです、この山の中を。



そしてポポが発見したのは、この赤い印!(写真下)これまたこんなジャングルの森の中でよく気がついたなあ。



偶然見つけたこの印は、「一応」ブッシュウオーキングトレッキングコースがあるサインです。これも本当に「一応」ともなる「目安」であって、決して歩く道は全く作られてはいません。



奇麗に設備が整ったトレッキングコースでは見かけないこの赤い印、3、5メートルごとに木に打ち刺さっています。行きと帰りと迷わないように、一本の木に前と後ろと2つくっついています。

ブッシュウオーカーは、これをたよりに歩いて行きますが、古くて誰も管理をしていないので、ぽろりと落ちてしまっていたりなくなっていたりしています。そういう時は少し歩いて振り向くんです。そうすると反対側の赤い目印がどこかで見当たりますよ。







これは苔のドアップ。こんなものが木にへばりついていました。





これはNZを代表するシダの子供。ニュージーランド航空のシンボルともなっています。とってもマオリっぽい。





大きくなったらこんな風に葉を広げます。



険しい山を登って行く私。。。決して大げさに山壁にくっついているわけではなく、これもブッシュウオーキングの赤い目印がある「道」。本当〜〜〜?って空いた口がふさがらないくらいの急な斜面の登って行きます。



この部分は正直落ちるかと思うくらいドキドキ。なるべく下を見ないようにしていたのに、ポポが「ほらごらん!下がものすごい景色だよ!」なんて声かけるもんだから体の下から寒気がしました。(一応高所恐怖症気味な私です。)90度の急斜面をよっこらよっこら登ります。



木の根っこを持って這い上がる私を笑うポポ。「何笑ってんのよ〜!」「(笑)写真撮ろうと思ってるんだけど、お尻ばっかり映る。」ってそんな、こっちは真剣なのに。

ちなみにこんな崖のようなキウイブッシュを歩く時には、木の根っこを軽く引っ張って、安定しているかどうか確かめてから持つ、そして木の根っこが黒く濃い色をしたところには足場を作らないこと。ツルツルしていて滑るからです。



やっと這い上がったうえにまた赤い目印がありました。こんなにアドバンスなブッシュウオーキングをするつもりでも、計画も立っていなかったので、スニーカーにジーンズと軽装備。まさかこんな目にアウトは。。 アウトドアにはうちの会社が作っている服は最適です。「着て来て良かった。。。」

















ターザン男がまた何かを見つけました。



(写真上)薄っぺらい石が重なって小さな山になっていました。これは「サイン」です。



私が触っているのも石の山。真ん中のあるでかい穴を挟んで反対側にあります。私たちが歩いていた高さは、私が触っている石の高さと同じ高さ。そこに「ずん!」といきなり大きな穴があいていました。ここもキウイブッシュウオーキング、この上をまたいで行くんです!

この二つの石の山は「小さな橋」の様な役割をしていて、「ここからこっちへいくんだよ」という意味だそうです。ポポ曰くアメリカ軍も使うテクニックで、「ブッシュ(森)の中でこんな風に不自然な物はない。」まあそういわれてみればそうだなあ。相変わらずポポの目は野生化しています。



また大きな木が倒れていました。「ここにもあった!」となんだか宝探しのようで見つける度に嬉しかったです。





赤いサインが見えるかな?


自然一杯で奇麗です。





やっと森から出て来た私たち。「入り口」ともなるサインを発見! かなり古くて色がはがれ落ちています。こんなに大きな看板でも、森ばかりが続くこの辺りはこんな看板が立っていてもすぐに目にはつかない物です。

こんなに上級ブッシュウオーキングは、ポポのような地元のターザンキウイと一緒な時だけで、普段こんなブッシュウオーキングはお勧めいたしません。本当のキウイブッシュウオーキングは、ツアーでもガイドブックにも載っていないコースです。



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2 件のコメント:

  1. 森が素敵!苔が素敵!ポポさんも素敵!Summerさんも素敵!
    いいな、いいなぁー私も赤いしるし探したーい!
    苔をさわりたーい!
    倒れた木に寄り添いたいーー!!
    パースでむずむずしてます、私(笑)

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  2. emi さん
    森は良かったです!とっても気持ちが良かったし、なにより癒されました。忙しい日々からの開放に、鳥の歌を聴きながら緑を眺めるのは最高でした。
    是非是非遊びに来てください。来年実は日本に帰る予定なので、来るなら今です!(笑)おまちしておりま~す!

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