2010年1月4日月曜日
リベンジ
昨日のウェリントンはとっても大変でした。ウェリントンは「風の街」とどのガイドブックやブログにも書かれている通り、本当に風が絶えず吹いている街なんですが、昨日の暴風は今までの歴史に残るくらいヒドかったです。
なんと時速120キロの風がビュービューふいていて、家で待機するしかありませんでした。そんな中、仲の良いアメリカ人・ジュリアの姉夫婦家族がはるばるアメリカから引越ししに来る日でもありました。他にも知り合いの奥様が初めてウェリントンに来た日でもあり、さすがにフライトアテンダンスもちょっと焦った雰囲気だったとか。絶対こんな日はキャンセルしてでも飛行機には乗りたくない天候でした。
あんなに大強風だったのに、小さな国内線飛行機が飛んだのは不思議なくらいでした。地理的条件に、ウェリントンの風は一方方向に吹くのではなく、予期できないいろんな方向から交わって風が吹いているので、飛行機の離発着はとっても難しいのです。何度か着陸しそうになったけど、止まらなくてまた飛んで行ったりなんてことは珍しい事ではないようです。
赤い花が咲いているのはNZのクリスマスツリー。ポフツカワの木です。反対側の山手に見える、丸い物がアメリカ軍が建てた衛生受信機らしいです。本当なのかなぁ。
昨日の天気とは打って変わって、120%の快晴!ゴロゴロ昼前に起きた私たちは、「ポポ!今日は外に出かけようよ、とっても青空よ!」「そうだね、また同じところ歩きに行こうか?この前は曇ってたし途中で帰ってきたし。」っておとついでかけたトレッキングコースにまた出かけました。 今回はちょっと長くなりますがお付き合い下さい。
綺麗な黄色の小鳥が一休みしている白と黒の物体は、SurveyMarker(測量)です。物知りターザン、ポポが教えてくれました。相変わらずこんなミニ知識を知っていることには不思議。やっぱり男の子だからかなぁ?それにしても小鳥がとってもカワイイです。
海に見えるのはブルーブリッジ(BlueBridge)。北島と南島の間、クック海峡をつなぐ交通手段です。もうひとつのIslanderの方がメジャーなフェリー会社ですが、BlueBridgeも人気があります。
クック海峡が綺麗なこと!写真ではやっぱりおさめることは出来ませんでしたが、青空に青い海に風がなびいていてとっても気持ちのいい景色。日本だったら観光地へ行かないとなかなか見れない景色も、NZだとどこでも緑があって景色はいいものだなぁと感じます。緑が大過ぎて、キウイもののほーんとしているから時間もゆっくり流れるこの国が、つまらなくて留学に来てもすぐに帰ってしまう方もたくさんいるくらいです。
私にはこの緑とフランクなキウイの性格があっているます。
この黄色の小鳥、とっても歌が上手で私たちが歩く数メートル先にずっとついて歩いてきました。まるで私たちを案内しているかのように。かわいいなぁ。
天気は良かったけどこのトレッキング、草ボウボウで木が生えていないしキウイブッシュでもなんでもないので、緑はちょっとつまらないコースかなぁ。景色は代わる代わるで楽しかったですし、散歩がてらにはちょうどいいですが、やっぱりキウイブッシュウオーキングからは程遠い緑でした。
手前に見える黄色の花は、ポポ曰く「国の雑草」というキウイが嫌うとってもやっかいな雑草です。見かけはかわいいけど毒気があって、茎や葉っぱもトゲトゲ。キウイ英語ではGorseまたはRagwortと呼ばれています。風で種が遠くまでちらばり、年に2,3回も花をつけます。しかもどんな環境でも頑張って生える気力があるのですぐ伸びるんです。
NZではとっても厄介なこの雑草、イギリスでは放牧の区切りフェンスとして使われているそうです。NZのように電気フェンスではないのでお手入れが簡単。動物でも毒気の雑草には近寄りたくないもの。効果バツグンで使われていますが、NZではイギリスの2,3倍の速さで成長するので手に負えなくなってしまうそうです。どうしてもNZでは不向きなんですよね、この方法。
私が着ているのは、またうちの会社のトップです。今シーズンのSuperfineで、ネットからはデザインがちょっと違うのですが、Superfine 200 prints RIO HOOD, VINESというもの。最近はXSサイズも出てきて日本人の私たちでも合うサイズが増えました。
写真では醜いのですが、肩に入っているデザインが気に入っています。うちの会社のデザインは、アウトドアなのであんまりファッション的なデザインはなく機能がメインですが、ドレスやデザインプリントが入った型もこの1,2年は増えました。ジッパーも日本のYKKになったり。
City toSeaトレッキングコースを抜けていくとクック海峡に面しているエリアに到達します。目の前にはTaputerangaMarineReserveが開けてきます。マリンリザーブとは、NZの環境団体が認めた環境エリアで、楽しみにきてもいいけど何も取って持ち帰っては行けないという規則があります。基本的にNationalParkやMarineRserveでは、住宅を建てるのは禁止されていますが、規則が立てられる前に立てられた住居は認められています。
環境団体が認めたNational ParkやMarineRserveには、必ず緑の看板が立っています。NZの環境団体は、ニックネームでドックと呼ばれています。犬のドック(Dog)と同じ発音ですが、文章的にDOC (Department of Conservation)だとわかってくれる単語なくらい, 普段の生活に浸透されている環境団体です。
オヒロベイパレード。
マリンリザーブなので、DOCのいろいろな看板や地図がたっています。もっと右側へ行くと、アザラシを見れたりするツアーがあるほどの自然が濃いエリア。スキューバダイビングも盛んに行われています。
手前に見える黄色の小さな花は、NZの海辺によく生えている花だそうです。(これもポポに教えてもらいました。)
基本的に優しいポポなので、私は手ぶらでポポはお水や食料(と言ってもプルーンとクリスマスで余ったチョコレートだけ)、日焼け止めにタオルと全部持ってもらいました。
海辺を歩いていると、マリンリザーブの海は岩だらけです。野生児ターザン男はまた何かを海で見つけたようです。ほんと、目がとってもいいポポ。鳥や小さなものや何でもすぐに目に入ってくるようです。
アザラシがいるエリアと、テプテランガ・マリンリザーブが始まる地点では、波がいつも大きいんです。この辺りはオフショアなので、波とは反対方向の風が吹いているので波しぶき荒々しいんです。
大波の上が霧のようになっているのが見えますか?これはオフショアだからなんですよ。(これもポポに教えてもらった。)
海岸にはたくさんの海藻が打上げられていました。何メートルもある巨大なものばかり。
見かけはちょっと気味が悪いけど、海の中ではきっと綺麗な緑だったんでしょうね。
野生なターザン男は相変わらずなんでも興味を示して観察します。そして調査。
そして乾燥した海藻も折って中を見てみます。中身はボスボスして意外な形をしていました。
この山の向こう側にはアザラシの住みかがあります。ちょっと高いけど4WDアザラシツアーなどがあります。
今日はとっても天気が良かったので、南島が見えます。う〜っすらと見える山々が南島です。案外近そうに見えますよね。
私が指さしているのは、また見つけたフェリー。北島と南島を結んでいます。
Interislanderは有名なフェリーで、世界中から旅行者が沢山訪れる今の時期は、満席になるのが早いのでご予約はお早めに。
霧のように波しぶきが上がっているのは、先程も話した通りオフショアだからなんです。波が強風に負けているんです。それだけ風が強いんですよ〜。
普通に車で行けるのもこの辺りまで。沢山駐車場があって、ここからは4WDかツアーでないと入ることはできません。歩いていってもいいのですが、歩き道は整備されていなくちょっと歩きにくいかも。
無料で開放されている、サイエンスセンターのような空間。このマリンリザーブについてわかりやすく説明されたものが展示されています。小学生や小さな子供にも分かりやすく説明されているので、語彙力がない私にも読みやすい英語でした。
詳しく分かりやすく説明書きが書かれているセンターが、こうやって無料で公開されていているところが親切でいいなぁ。自然が多い国なだけに、環境などに対して興味を持った人が多いから上手に教育環境が整っているんですね。
たくさん展示されているので、小さくて読めない物もありますが、詳しく読みたい方は下の写真をクリックして見て下さいね。
NZは、北島と南島に分かれていて、一番下の島はDOCの環境下にある天敵なしのスチュワート島。絶滅の危機にあっている鳥や動物が住んでいます。
折り返してアイランド・ベイ(IslandBay)側に歩いていくと、ヴィクトリア大学の海岸生態学のリサーチセンターがありました。さすがだなぁ。
海岸をあるいていると展望台を見つけました。この展望台は、展望台としては機能していなく、実はB&Bとして開業しています。
The Lighthouse
326 The Esplanade, Island Bay, Wellington
http://www.thelighthouse.net.nz/
なかなかユニークでしょ? 展望台でお泊り出きるだなんてとってもユニーク。ベッドルームから見える景色は海! 一度は泊まってみたいねぇ、とポポと話しているものの、ウェリントンに住んでいてウェリントンでお金を払ってでも泊まるのはちょっと腑に落ちないかな。
展望台B&Bのお隣には船が2階にくっついています。ふふ。おちゃめな家です。
ああ〜暑い!今日は暑かったです。IslandBayまで歩いてデイリー(コンビニのようなお店)でアイスクリームを買いました。ポポのお気に入りは、グディガムドロップスとホーキーポーキー。私はどっちも好きですがやっぱりいつも選んでしまうのはクッキー&クリーム。
この写真上と下、草ボービー。ダタの草むら?
これでも・・・トレッキングコース。全然歩いた形跡がなさそうですがこれでもちゃんと地図に載っています。ここはちょっと痒かったなぁ・・・。
違うルートを遠ってまた同じ山に戻ってきました。
急な階段を降りたらまた急な階段を登っていく坂が・・・。う〜ん、かれこれ3,4時間歩きっぱなしだった私にはちょっときつかったです。
家々が丘の上に建っているのがとっても面倒。(笑)道はくねくねだし車は道端に停っていて運転するのが面倒だし。ウェリントンってほんと坂の街だなぁと思わせる光景です。
明日からいよいよ今年初めての仕事始めです。ホリデーっていくらあっても足りませんね。(笑)
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Wellington観て歩き,
特に予定もなくリラックスな週末
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Summerさんの着ているTシャツもとっても素敵!風がやむ日がないなんて風の谷のナウシカを思い出しちゃいました。でも風が時速120キロはコワイですね。外に出られないのも納得です。
返信削除お二人の休日の過ごし方良いですね☆美しい緑と海の青の写真に今日はいっぱい癒されました~。
やっぱり天気がいいといいですね!でも昨日と今日のパースは天気が良すぎて暑かったです。
返信削除小鳥がかわいい♪
それと、私もいつもクッキー&クリームです(笑)おいしいですよね☆
chiho_sssさん
返信削除ナウシカですか〜、そんないい感じにおっしゃってくれたのはchiho_sssさんが初めてです。私はいつもこの強風が大嫌いで嫌気が指しているくらいなのですが、ナウシカと同じ谷にすんでいると思えばナイスな感じになってきました〜♪ ありがとうございます!
ほんと日曜の風は驚くほどでした。家が飛んでいくかと思ったくらい。普段は「つよ〜い!」と思っても45キロほどなので、その3倍!ビックリです。
私のブログですこしでも緑を感じてくれて嬉しいです。chiho_sssさんがお住まいな街も緑が多そうですがどうですか?
emiさん
返信削除パースや他のオーストラリアの街のように「天気が良すぎる毎日」を味わいたいです〜! こっちは夏のハズなのに30度にまだ達していません。最高気温が22度ほど。暑かったら暑かったでまたうなだれていそうですけど・・・。日本でも食べれるのに何故かクッキー&クリームを選んでしまいます。(笑)