2010年3月14日日曜日

クリケット観戦 at the Cake Tin



昨日も今日もものすごい快晴で、気温は21度とちょうどいい暑さに風もあまりなく完璧クリケット日和でした。 クリケット観戦は長馬戦なので、こんなに天気がいいとかならず必要になってくるのが日焼け止め。これ、ほんとに大切です。

オセアニアのオゾン層はほぼないので、太陽の光がサンサンと直接肌に当たるので、皮膚癌になってしまうキウイやオジーの確率がとっても高いんです。私も麦わら帽子をかぶって日焼け止めを塗って皮膚がんにならないよう対策をねります。



テレビのCMでも皮膚癌になるからみんな幼い頃から日焼け止めを塗りましょう、っていってるにも関わらずキウイ、言う事を聞きません。そんな彼らのために皮膚癌団体の人たちが、ボランティアで日焼け止めを配って歩きます。

このお兄さんがCancer Societyからやってきた日焼け止め配りの係。



背中にどっぷりと日焼け止めを担ぎ、そこからホースが出ていてチュウブみたいになっているんです。ホースの先を握ると日焼け止めがでてくるなんとも楽しいやり方。

沢山の人がいるから小さなボトルを回すのも、蓋をあけるのも閉めるのもまた面倒。これなら手の届かないお客さんにビュビュビューっと。こんなアバウトなところがキウイだなぁ。



もちろんポポもションテル、彼女のBFジェレミーもしっかり日焼け止めを塗りました。



私はクリケット大好きアジア人。いつもキウイに不思議がられます。「キウイでも嫌いな人がいるのに珍しいわね。」って。ほんと自分でもこんなにのめり込むスポーツは珍しいなぁ、と。

おとついなんて、クリケットの話題になったときに同僚のマイクが、「ね、サマー、クリケットでパワープレイって何?」ってキウイ生まれのキウイ男子に聞かれちゃいました。「それはねぇ。」

パワープレイとは、(私のブログを読んでいる方にクリケットに興味がないことは分かっていますが書いちゃいます。)、5オーバーだけ使えるルールで、全てのフィールダーが小さな枠内で待機しなくてはいけないのです。なのでバッツマンがバシバシ打ってボールがそこまで遠くに飛ばせなくても、フィールダーがかなり遠いところにいるのでボールを捕まえるまでもっと時間がかかるというもの。その間に4ランになるかもしれないし、1ランのところが2ランマで走る時間ができるかも!というバッツマンチームにとっては有利なルールです。



パワープレイをするには審判に申込まなくてはいけませんが。1日戦は50オーバー。42オーバー辺りで使うのが目安です。(1オーバーは6球なので、1チーム300球なげれます。)

またはバッツマンが4ランや6ランを出している途中、調子良さそうな時に使うのもGOOD。








マウンドの真ん中を、そして審判の目の前をものすごい勢いで走り抜けて行く警備のおじさん。



お目当ては左に走っている黒い「ブラックマン」!(笑)

観客の一人が全身真っ黒で出没。高い塀を乗り越えて観客席からマウンドに乗り込んじゃった人。どれだけ警備員を増やして見張っていても、時々あるハプニングです。



でも普段は全身何も気ないでのすっぽんぽんで登場するのに、今回は全身黒に身を包んだ若者が飛んで走っていました。(笑)これはとくに選手に近づきたいからとか、なにか危険なことをしようとか考えているわけではなく、ただ単に目立ちたいだけ。「スポーツ生中継放送」をしているテレビ局にはとっても厄介な人たちですが、観客達は大好きです、こんなエンターテイメント(?)。



みんなでいえ〜〜〜い!って盛り上がってブラックマンを応援しましたが、セキュリーティーに捕まっちゃいました。

スカイスポーツで生中継なので、そんな時はカメラはとっさに違うものを写したりしますが、これはクリケットなので、英国式で神聖なフィールドでこのような行いは良くありません。・・・が、やっぱり楽しいことは確かです☆




誰かが投げた靴下。



マイケル・ハッシーが観客の掛け声に答えます。イギリスからやって来たこのスポーツは、英国式なのでとても神聖なるスポーツ。スポーツそのものができても、悪い行いは厳しく罰せられます。



アンパイア(審判)の言うことは絶対で、その審判に不服でも従わなければいけません。バッツマンはアウトとは思っていなくっても、アンパイアがアウトといえばアウト。どうすることもでません。そこでグタグタ文句を言わず男らしくあっさり認めて立ち去るのがクリケットの信念です。





観客の中には楽しい人は沢山。豚の格好をしているのは、ちょっと体が大きいスコット・スタイリス選手にむけての当て付け。(苦笑)そんな太っていませんが、まぁ痩せている方ではないですね。

でもオジー選手はみんなクリケット選手でも体が大きいひとが多いのですが、BlackCapsは細身の人が多いんです。

これまたラグビーだと反対で、キウイラグビー選手はほんと大きなごっつい体つきをしていますが、オジーラグビー選手はちょっと小さめなような気がします。

これもやっぱりオジークリケットはワールドレベルで一番の強敵チーム。国がでかいだけに選手の質もトップクラス以上なので、オジーはやっぱり強いです!




クリケットはラグビーほど人気はありませんが、沢山人は入っていました。11,000人が入っていたそうです。ね、結構な人でしょう?

私たちがいた側は、若者溢れるエリアで日が当たります。お子様連れの家族にはおススメしないエリアです。CakeTinのエリア23−27辺りがそうです。



でも反対側は日に全然当らないのでとっても寒いし、ガラガラ。落ち着いて見たい方にはぴったりですよ。

子供や家族連れのNeighbourfoodエリアもうるさいエリアとは全く反対側に設置されています。



黄色いトップを着ている人たちは全てセキュリティー。かなりいっぱい立っているでしょう?いつもです。

みんな同じ方向をみて観客でおかしなことをしていないかチェックしているんです。海外のインドやパキスタン、スリランカでもクリケットが大盛んなのですが、過去に何度かクリケット選手を狙った爆発などもあったので、警備はいつも厳重です。

まったくののほ=んとしたNZでそんなことがあることはあまり想像はつきませんが、最近シティのビジネス街で「爆弾を設置した」などの手紙がやってきて一時通行止めや、ビジネスを全てクローズして警察が爆弾検査に入ったりなど。まぁ、結局うそっかちだったのはやっぱりNZ。やっぱり平和な国です。

この警備も、先程のようにフィールドですっぽんぽんに走ってきてもらっては困るので監視しているのがメインです。他にあまりにも盛り上がりすぎて騒いでいると注意されちゃったりしますが、それにはよっぽどです。



セキュリーティーのおじさん。マイクで他の警備員と何か話しています。



私のすぐ隣りに座っていた白いコスチューム軍団の中で、隠れてウイスキー入れを持って入ってきた若者たちがいました。それが見つかってセキュリティーにエスコートされて退場。(苦笑)

スタジアムだけでなく、どんな公式スポーツ試合でアルコールを持って入ることは禁止されています。こんなにいい入れ物にカバーも素敵なのに、逃げた若者は悔しがっているだろうなぁ。



ネイサン・マックカレン。弟とともにBlackCapsで活躍する星。ボールも投げれるオールラウンダーです。



NZで一番早くボールを投げるシェーンボンド。






左がおてんば娘のションテルに、右側がションテルの高校友達、ブレンドン。トラックの運ちゃんです。続きはまたあとで(まだ続くんかい〜!)。


今日も楽しんでもらえたならここをクリックしてくださいね 人気ブログランキングへ

2 件のコメント:

  1. ちんぷんかんぷん(笑)
    でも、ブチューっと出てくる日焼け止めはスポーツ観戦の場じゃないと見れないような気がするし、やっぱり楽しいブログです♪
    若者、ぜったい悔しがってるだろうなぁ、かっこいい入れ物なのに!
    それにしてもすごい数のセキュリティなのに、物々しさが全然なくて笑えます!

    返信削除
  2. emi さん
    (笑)そうですよねぇ~。でもやっぱり好きなんです、クリケット。ルールとか分かるともっと面白さが分かるんですが。クリケットが分からない人にはとってもつまんないブログになってきてますが、自己満足のためかいちゃいました。でも明日は映画館ですよ~。
    セキュリティーがたくさんたってるくせに、相変わらずオジー・キウイ雰囲気は同じです。(爆)そんなフランクなカルチャーがほんと心地いいですよね~。

    返信削除