2011年5月30日月曜日
NZバレエ・ストラヴェンスキー・セレクション
先週、コートニープレイスにあるSt.ジェームズシアターへ行ってきました。中はこんな感じ。NZでは、ある程度大きな町だと、何処にでもオペラハウスのような建物があります。
ウェリントンのSt.ジェームズは初めて入りました。正直なんだかちゃっちぃ〜・・・。安っぽくてうそっぽい建物でした。最初はプラスチックか何だと思って近づいていったら本物でした・苦笑。
私たちが観に行ったのはNZのナショナルチームであるNZバレエ。毎年3回ほど舞台が公開されます。今回はStravinsky Selection。何百年前?100年前だったかな?かなり古い舞台をそのまま描いた舞台でした。
ずっと前から思っていたのに、結局チケットを買ったのはたったの1週間前。席もかなり後ろのほうであんまり見えないだろうなぁ、って思っていたのに案外小さいところだったので後ろからでも良く見えました。
ポポは生まれて初めてのバレエ。きっとつまんないって思われるだろうなぁ〜、と思い、うまぁ~いこと言って引きずりだしていきました。
ドレスコードはどれだけおしゃれしても目立たないくらいです。みんなカクテルドレスや結婚式に行くようなフォーマルな格好で。キウイってこういう機会の時はばっちりお洒落してきます。普段はみんな化粧もしないくらいカジュアルなんだけどねね。ふふっ。キウイのこのメリハリがいい〜。
バレエを楽しみに来るんですから、もちろん普通の格好をしていっても構いません。シアターに入れるし、じろじろ見る人もいないし、みんな自分が楽しむことができればそれでいい!
ちょっと早めについて私はワイン。ポポはビール。プラスチックの容器に入れ替えれば、赤ワイン以外はどんな飲み物も食べ物も持って入ることができます。
プログラムは3ステージに分かれています。1つ目と2つ目のステージの後に20分の休憩があって、この間にアイスクリームはスナック、ワインなどの飲み物をまた買いに出かけます。ポポはおなかがすいていてアイスクリームを2つも食べてました。
Milagros (35 mins)
第一インターバル (20 mins)
Satisfied with Great Success(25 mins)
第二インターバル (20 mins)
ペトルーシュカ (45 mins)
バレエの感想はというと、第一部は殆どの人はつまらなかったんじゃないだろうか?隣に座っていたおじさんは「BloodyHell..」と思わず言っていたし、ポポは無表情。途中、彼はくっくくっく笑っていることがなんどかあって、私もつられ笑い・苦笑。 なんだかちょっと宗教っぽかったところもあって、そのダンスをみて笑わないようににこらえるのが大変。私の感想も正直びっくりであまり好きではありませんでした。
確かに足を上げている時は、そのひらひら動くドレスが素敵だったし、美しい抽象的アート。でも争いや怒りが多くて、女性ダンサーがいじめられる部分が多かったんです。腕もなんだか折れそう〜〜って心配するような。。。最後は殺されちゃったりとか。なんだか味後悪くって複雑な気持ちでした。
でもバレエをやる人にとってこの舞台はとってもクラシックで好きなんだと思います。私にはそこまで理解できなかったなぁ~。真っ暗でダンサーは大きくて白い衣装。背中には番号がついていました。昔は「人間」という各個人として扱ってもらえなくて、番号で扱われたとか。舞台では男性ダンサーが女性ダンサーに殺されましたが、オリジナルは女性が殺されるんだとか?
一番好きだったのは第二のステージ。この衣装はキウイファッションデザイナー、カレン・ウオーカーがデザインしたそうです。第一部の衣装が床を引きずるほどの長いスカートで、トップはガバガバの大きな衣装。その分第二ステージのスリムな衣装が映えてスッキリした気分! 美しい体の線がしっかり見えて、やっぱり私にはこういったクラシックなバレエのほうが好きかもしれません。
そして最後は昔の物語なんだけど、私にはちょっと見るのが忙しすぎました。いろんな出来事がありすぎて、カラフルすぎて、観るのが大変! 確かにピエロはうまかったし目を惹いたけど、「演技」がうまかっただけで、それはバレエだけの技術ではなかったし、まるでオペラでした。
バレエステージのすぐ下はオーケストラ。生演奏を演奏します。まるで半地下のようなステージで、バレエが好きじゃない人でも演奏を楽しむだけでも良いかもしれませんね。
半分はちょっと私好みではなかったけど、やっぱりバレエっていいね。また行きたいです!
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あ、これ行ったんですね。残念ながらうちの夫婦は二人揃って「ストラビンスキーの音楽は理解不能」と思っているのと、そもそも先週は1週間でヨーロッパの学会に出席して帰ってくるという超ハードスケジュールだったので、このバレエをウェリントンでやっていたときはすでにオークランドにいました。で、代わりにオークランドでやっていたMiss Saigonを見に行きましたが、さすがオークランドだけあって会場は満席で人が多かったです。ウェリントンでもコンサートやバレエも見に行きましたが、いつもなんとなく閑散としていますものね。
返信削除ちょっと前のサマーさんのリンゴジュースの記事をみて思いましたが、Palmyのほうへ行くとウェリントンの市場よりいいものが手に入るのですね。サマーさんのご実家のほうは農業も水産も盛んそうなので全然違う気がしますが、少なくとも東京のスーパーはカスみたいなものを法外な値段で売っている(つまり値段のほとんどは土地代+人件費)ので、東京から来るとNZのスーパーの果物でも十分いいものに見えますよ(苦笑)
St.ジェームズシアターの造り(質)には同感。以前コンサートを観に行った時、土曜日の夜だったせいか、外(コートニー)から飲めや騒げやの若者の声が中に筒抜けで(汗)。コンサートはクラシックタイプの音楽で、なんかせつなくなってきたよ。。。せめて防音設備とかちゃんとしててほしいねー。
返信削除中はこんな造りになっていたんですね。
返信削除私は、バレエ好きなんですけど、一回しか見たことがありません。。。(これを好きというのかしらねぇ~・・・汗)
NZでも、ネルソンでバレエが見られるという機会があったのですが、残念ながら売り切れで行けませんでした・・・。
日本で見に行くのより、断然お安く行けるのがいいです。。。NZでは観劇が近くて安くて、普段日本では観にいくことがないようなものでも、行ってしまいます 笑。
Yusuke さん
返信削除うちの会社にくるヨガの先生は、NZバレエ団のヨガも教えていて元バレエダンサー。彼は「音楽が一番好き」っていってました。私は見るのに一生懸命で音楽はあんまり耳に入ってきてなかったかも~?でもクラシック音楽はたいていどれも好きです。
ウェリントンのオープニングナイトは満席御礼だったんですよ~。土曜と日曜は知りませんが。オークランドは一度オペラに行ったことがあるんですがかなり大きいですからね。その分人もたくさん入ると思います。でも観客数の多さはキウイは心配していないと思います。みんながどう感じたとか楽しんでもらったらそれが一番重要って思っていると思いますよ。
日本で東京や大阪、神戸方面で長期滞在を高校のときから何度もしているので、スーパーにも何度も行ったことありますが、ウェリントンの生鮮食品よりと~っても質が良いし綺麗だと思います。 まるで美術館のように。ウェリントンは高いし質も悪いので、個人的にはお金払うなら新鮮なものが食べたいんですよ~。笑
myoume さん
返信削除あ、やっぱり思いました? なんだか歴史の重みがぜんぜん感じられないですよね。でも触ったら本物で、なんだったんだろう?
バレエはGigより静かで音がないときがあったけど、外の音は全く聞こえませんでした。日曜日の夕方だったからかな?
Natsuko さん
返信削除お元気ですか?携帯カメラで申し訳ないです!
そうですね、日本だったら大きな町じゃないとなかなかナショナルチームのバレエはみれないかもしれませんね。一応私たちの席はプレミアムで、日本円の「感覚」だと7千円ほどでした。日本だったらいくらぐらいするんだろう?
ほんと、Natsukoさんのいうとおりかも~。観光と一緒で、地元だからこそ「行かない」みたいな。おもしろいですね。
せっかくうまーーいこと言ってポポさんを連れ出したのに、残念でしたねぇ。でも内容はともかく(もちろんよいに越したことはないけど)こういうお出かけってそれだけで楽しいですよね。
返信削除歌舞伎とかオペラとか、好きだなぁ。
emi さん
返信削除そうなんです〜〜・涙。案の定、「もう行かない」って言われちゃいまして。でも久々の「デート」っぽくって嬉しかったです。たまにはこうやってちょっとお洒落をして、素敵な時間を過ごすこともあってもいいですよね。
私も歌舞伎やオペラも好きです!ポポを日本で歌舞伎や能、舞妓さんのステージに連れて行ったのですが、喜んで付き合ってくれるけどあんまり楽しんではいないようです・苦笑。でもしつこく連れていきますよ〜!