2009年1月23日金曜日

無料医療費


特に病気でもなんでもないのですが、今朝病院でレントゲン検査に行ってきました。

基本的に私は、「大馬鹿な」と形容詞がついてもおかしくないくらい健康で、どれだけ周りが風邪をひいていても一人でケロっとしてます。ただ、普段風邪ひとつもひかない代わりに、病気になったらかなり「濃い」倒れ方をしてしまいます。

去年のクリスマスイブ直前に、その1~3年周期で来る「倒れる病」にかかってしまってまた病院へ。結局病院で12時間ベッドの上寝かされて、点滴5つも打たれてふらふらになりながら家に帰ってきました。

これがウェリントン病院。NZの病院は、日本で言う「総合病院」。 耳鼻科とか小児科など部門に分かれてやっている病院はありません。大抵、市に国立病院がひとつずつあるくらい。

実はNZ, NZの永住権か市民権を持っている人は医療費がただなんです! もちろん手術費も一切かかりません。NZはかくれ(?)医療大国なんです。しかも「子供は私たちの未来」という考えから、妊娠ケア・出産も無料。なんともまぁ、医療費がただというのはかなり助かります。

ではどうやって病院は成り立っているかというと、全部政府(税金)が賄います。NZの税金は12.5%とかなり高め。でも物価が高いとはそれほど感じたことはありません。

ただ、移民で永住権を持たない人にはかなりきつい請求書を払わされます。移民の人は、病院ではなく、薬屋さんに付属しているドクターへ行きます。ちゃんとしたお医者様ですよ。でも大抵は2,3つ質問して目と耳を診て、はい終わり!みたいな2~3分程度なのに、大人だと平均NZ$60の支払いが・・・。 (永住権があってよかった。。。。)

NZの永住権・市民権を持っている子供は、「ドクター」へ行っても6歳ぐらいまで無料治療費が受けられます。確かマオリとかフィジー人などの太平洋人の子供は、もう少し年齢が上まで大丈夫なはず。国立病院は、無料なだけに病院は予約もできないし、待ち時間が長いのです。だから予約もできて、比較的待ち時間が短い「ドクター」へ行く人も少なくありません。

他にもNZには、GP (General Practitioner) という医療体制があります。日本語では「開業医」とでてきますが、私なりの感覚ではちょっとずれているような(?)。

GPとは自分やその家族の専門医のこと。同じお医者様が、家族全員診てくれて、全てのクリニックノートを保存します。もし引越ししたら、新しいGPに今までのGPの連絡先と名前を伝えることで、全てのクリニックノートが転送される仕組み。だからお医者様からすると、初めて会う患者でも、今までどんな病気にかかって、どのような治療を受けたかなどなど、便利な情報が手に入るので、患者に合った治療を素早く考慮できるという利点があります。アメリカ・カナダ、ヨーロッパでもあるみたいですね。

とりあえず、私のレントゲン結果はGP に直接送られるので、私は特に何もしなくてもよし。来週血液検査も待ってるのでその話はまた来週! 皆さん今週もお仕事ご苦労様でした~。


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