首都が出勤時間に大混乱

今朝、ラジオを聴きながら仕事へ行く支度をしていたら、いきなりラジオが「ブチッ！」って大きな音を出して切れてしまいました。「？あれ？」と思っていろいろチェックすると、どうやら停電のようです。

外からもアラームの音が聞こえます。停電のせいで家のセキュリティーアラームが鳴り出したみたい。音からすると丘の下の方から。停電は私たちのフラットだけではなく、近くのエリアにも広がっているみたいでした。



そのあと状況も分からずバス停でバスを待っていると、いつもと違う方向からバスが来ました。いつも乗っているバスルート番号だったので、とりあえず乗ることに。バスに乗ってスナッパー（バスのカード）をスキャンしようと思ったら、運転手が「しなくていいよ。乗って乗って」。　どうやら停電のおかげでバスのカードリーダーも動いてなかったようでした。その点はキウイ、もうこうなったらバス代はただです！適当な性格のキウイ、こういう時は役立ちます。（ただ面倒なだけなのかも。）



ただ電気がないものだから、信号も全く始動せず真っ黒。電気で動くバスはもちろんアウト。その場で動けなくなって、ひたすら電気が戻るのを待つしかないみたいでちょっとかわいそう・・・。全てのバスが電気バスではなくて、半分近くのバスはディーゼルで動いているので、こういう時のためにディーゼル車は大活躍！今朝は、電気バスは全く見かけませんでした。



(この上の写真、ひそかに会社のビルが反射して、向かいのビルに写っている・・。)

後でニュースを見ると、かなりの広域に渡っての停電で驚きました。LowerHuttやUpperHutt、約50キロに渡る停電。1時間ほど停電が続いたそうです。

原因は、首都の中心から8キロほど離れているカイワラワラというエリアで修理に当たっていた電気技術者のミス。25,000件の停電。

ウェリントン空港に病院まで及んでいましたが、緊急電力を使っていたらしいので、病人にもフライトにも影響がなかったそうです。よかった～。

バスが来なくて歩いて通勤した人は、とりあえず「天気だけは良くてラッキーだった」。まぁ、それもそうですね。私は片道だけでも無料乗車ができてラッキー（嬉）。うちの会社はたまたま電気が来ていて、緊急電力もほとんど使わなくてすんだみたい。

でもバスや電車が動かなくて仕事に遅れた人や、エレベータに閉じ込められてしまった人、11階まで階段で登って出勤などなど、朝からみんないろいろあったみたいでした。

それにしても、へまをやってしまった電気会社の修理人、かなり焦っただろうなぁ・・・。